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学校で看護を教えよう

看護師の働く場は、医療機関や介護施設、クリニックのみではありません。
これから看護師を目指す看護学生を指導する立場にある、看護学校の先生を目指してみてはいかがでしょうか。
看護師であれば誰しも、学生時代がありました。
学生時代に出会った教員の中には、今でも忘れられない教員や、自分のモデルナースになった教員もいることでしょう。
看護師としての経験を積んだ今、今度は自分が教員として、教壇に立つことを考えてみるという選択肢もあります。

学校の先生は、看護学校のみでなく、看護大学や短期大学があります。
また、介護の学校で看護師を募集しているところもあります。
多くの学校の場合、臨床経験5年を目安に、教員の募集をかけています。
看護専門学校の教員は、自分の専門医療領域の授業を行うことに加え、演習時の指導や、実習中の学生指導、病院との調整等を行います、
多忙な毎日ですが、何もわからなかった学生が日々成長していくのを見ることが、仕事のやりがいにも繋がります。
学生は、先生の臨床での経験を聞くことが大好きです。
先生の実体験を聞くことで、興味のなかった領域に関心が生まれ、卒業後の進路決定のきっかけとなることもあります。
現場での体験をリアルに語ることが好きな方は、授業で学生を惹きつけることが上手であること間違いありません。

毎年、全国のどこかでは看護大学が増設されています。
それに伴って、看護教員の募集も多く見られます。
大学の看護教員は、修士以上の学位を有していることを条件にしていることが多いようです。
大学では、学問としての看護を論理的に指導することに重点を置いているため、エビデンスを用いて論理的に物事を説明できる能力が求められます。
研究熱心で、幅広い教養と深い看護専門知識を用いて学生の指導に携わりたい方には、大学教員が向いていると考えられます。

専門学校でも大学でも、看護教員として未来の看護師を指導することは、とてもやりがいのあることです。
自分に恩師がいたように、今度は自分が学生の恩師となれるよう、スキルアップとしての教員を目指してみてはいかがでしょうか。

海外で看護師をしよう

看護師不足は、日本だけの問題ではありません。
今や世界中で、看護師の不足が問題になっています。
世界各国で医療技術が進歩し、人々の寿命が延びたことに比例して、医療従事者の需要も増えてきました。
しかし、需要に見合った看護師数が確保できないために、十分な医療を受けられない人がたくさんいます。

看護師のスキルアップを考えた際に、海外に出てみることも一つの選択肢として挙げられます。
世界のボーダレス化は進み、看護も国境を越えて、様々な国や地域で専門技術を提供できるようになりました。
日本の看護師資格は、いくつかの国との間で結ばれた協定によって、互換性がある場合もあります。
つまり、日本の看護師資格で海外でも働けるということになります。
国が違えば文化的背景や宗教、価値観も異なります。
未知の世界に飛び込むことは勇気がいることですが、看護師資格を世界で生かすことは、看護師としても一人の人間としても、自分が成長していく上で大きな糧になるでしょう。
しかし、海外で働く上でネックになるのが語学です。
どんなに優秀な看護師でも、患者さんの言っていることが理解出来なければ、必要な看護行為を行うことが難しくなります。
最低限、その国の日常生活で使用できる程度の語学スキルは身に付けておくべきだと言えます。

看護師資格の互換性のない国でも、NPOやJICA等のボランティア団体を通せば、看護行為が出来場合があります。
特に、アフリカや東南アジア等、医療者が慢性的に不足している地域に個人で足を踏み入れることは難しいと言われています。
しかし、このような団体を通せば、現地で看護師として活動することが可能です。
日本では絶対に得られないような経験をすることが出来ますし、そこで得た経験は、これからの看護に大いに役立つでしょう。
また、海外に出ることで、様々な志を持った医療従事者と出会うことが出来ます。
普段なら出会うこともないような人々と国境を越えて仕事をすることで、大きな刺激になります。

日本の看護に辟易している方や、刺激を求めている方には、思い切って海外に出てみることもお勧めです。

キャリアアップを考えた看護師の転職

ある程度の看護師経験を積むと、スキルアップをしたいと考える方が増えてきます。
臨床経験5年を目安に、キャリアアップを考えた転職活動を始めてみることも良いですね。
では、なぜ5年なのでしょうか。

まず初めに、臨床経験が5年あれば、様々な専門資格の受験要件を満たせることになります。
例えば、在宅介護のコーディネーターとして今後ますますニーズが拡大されると予想されるケアマネージャーですが、看護師経験が5年あれば受験可能です。
ケアマネージャーの合格率は20%台と低めですが、超高齢社会を迎え、医療の現場が病院から在宅へとシフトしています。
このような動きの中で、医療行為や疾病についての知識を持ち、病院内のシステムを把握している看護師経験のあるケアマネージャーは、質の高い在宅介護・在宅看護を提供していく上で必要であると言えます。

次に、看護師のキャリアアップで一番多いと考えられる、認定看護師・専門看護師資格の取得です。
認定と専門、両者とも特定の分野において決められた年数の臨床経験があれば、資格取得のために必要な研修を受ける要件を満たしていることになります。
認定看護師の資格を取得するためには、半年~1年間程度の研修を受ける必要があります。
また、専門看護師資格を取得するには、看護学士の学位を取り、修士課程において専門課程を修了する必要があります。
この期間は看護業務に従事することが難しく、休職して資格を取得することになります。
医療機関によっては、休職中も基本給の支給がある場合や、研修費用や学費を負担してくれることもあります。
スキルアップに関して、このような充実したサポート体制のある病院を自力で見つけるのは難しいものです。
しかし、看護師の転職エージェントを活用することで、サポート体制のある病院を見つけることも可能です。
今働いている病院がスキルアップに関して非協力的であったとしても、他の病院では協力的であり、かつ給与アップも可能であるケースも少なくありません。

自分の働き方や、看護師としての将来を見つめなおす良い機会でもあるので、スキルアップと転職について一度考えてみることも必要ですね。